転職を考えている人へ。まず一回、転職は止めましょう!え、なぜ!?(後編)
それでは前回の続きとなります。
転職行動に移す前に下記のリスクを考えてみましょう。
- 退職金が満額出ない可能性がある(会社の退職金計算方法を要確認)
- 職場の同期、築いてきた社内関係はすべてリセット
- 昇給、昇格のチャンスはすべてリセット
- 転職したことで生涯賃金が減るリスク
- 転職先には同期がいない。孤独かつ悩みを相談できる人がいない可能性あり
- 転職先は”期待された人材”としてあなたを取るので、”期待外れ”と思われるリスク
1から3については前編を読んでください。今日は4から6についてです。
転職したことで生涯賃金が減るリスク
残念ながら、今でも日本の企業は年功序列終身雇用をベースとした給与体系になっている会社がほとんどです。
これは、中途入社をあまり想定していな給与体系と言っても良いでしょう。
中途入社が当たり前の会社ではあまり問題はないですが、中途が稀な会社では給与体系が良くないリスクがあります。これは会社によるので確実に事前確認しましょう。
給与が確実に増える会社もあれば、一見増えているようで生涯賃金が減っていることもあります。
転職先には同期がいない。孤独かつ悩みを相談できる人がいない可能性あり
転職先であなたを知っている人はいないでしょう。そればかりか同期はいません。気心知れた人もいないはずです。
これは人によるかもしれません。一人でもバリバリできる人には全く問題がないでしょう。
ただ、仕事を進めるうえで分からないことがあったり、悩みがあった際に誰に相談するか。これはあなたのコミュニケーションに限ると思います。
転職先は”期待された人材”としてあなたを取るので、”期待外れ”と思われるリスク
当たり前ですが、全く期待されていない人は中途では採用されません。
つまりあなたは期待された中途社員として次の会社に入るわけです。
当然周りは期待しています。もしあなたのポテンシャルが足りていなかったら。
もちろん最初からすべて100%できるとは限りません。努力次第です。
しかしながら、もし面接や履歴書で嘘やかなり盛ったりしていた場合、本番ですぐにばれるわけです。挽回可能であれば良いですが、全くできないこと、経験無いことをあたかもやっていたと言うのは危険です。期待外れと思われると、そこからの追い上げが難しくなってくるでしょう。
というわけで、内定を取るまでが就活は勝負ですが、
当然、会社で働き始めてからあなたの第二の社会人がスタートします。
就活で内定を獲得したことに満足してしまうのは明らかな間違えです。
このあたりをしっかり確認したうえで、それでもあなたは転職が必要かどうかを今一度考えてみてください。